ポイフルの味の感想
ポイフルを手に取りパッケージを開ける。鼻を箱に押し付け匂いを嗅ぐ。
ラズベリーだろうか?ほんの少し酸味のある香りが鼻を通り抜け肺を膨らます。
幸せで胸を満たすとはこのことだろうか。またグミに人生を教わる。
しかし、果実を絞ったままのような重厚な香りではない。どちらかという科学的なそれだ。
「こいつは期待外れかもしれない」
そう思いつつラズベリー味を一粒口に放り込む。
「うまっ…」
思わずそうつぶやいていた。
水あめのコーティングがシャリッとした食感を生みだし、噛むことでラズベリーの酸味が口に広がる。
ほのかな甘味。口の中を引きずるような甘みの気だるさはない。
次にレモン味を一粒放り込む。
「・・・うまい。」
ラズベリーよりも酸味が強い。
鼻で呼吸をする。レモン風味が駆け抜ける。
初恋。
私は中学生のときにした初恋を思い出していた。
思春期特有の儚くも危険なあの感情。
大人になるにつれて人を愛することにも慣れてしまう。
きっとあのときのような感情になることはないだろう。
そう思っていたのに、いまポイフルレモン味にそのときの感情と似た感情を味わっている。
ポイフル、キミは一体?
次に青りんご味を放り込む。
ひと噛みした瞬間「青りんご!」
青りんごが脳の中心から膨張し弾けるような感覚。
この小さな体に一体なぜこれほど旨味を感じるのか。
思わずポイフルのパッケージを見る。
ー濃縮果汁ー
「のうしゅくかじゅう・・・」
【濃縮:液体などの濃度を高くすること。引用goo辞書】
つまりポイフルはこの小さな体に数え切れないほどの果実を秘めている。
果実を感じるわけだ…。
価格は110円。。どう考えてもやりすぎだ。私が同じだけ濃縮させたなら数倍の値段売らなければ元はとれないだろう。
大企業に逆らってはいけない。ポイフルはこんなことまで教えてくれるのか。
ラズベリー、レモン、青りんごと来たがここまで外れなし。
ぶどう味を一粒つまむ。口に放り込む。奥歯で噛みしめる。
ぶどうよりもぶどう。
この言葉以外になにがあるだろうか。いまだに答えは見つかっていない。
甘み、酸味、文句なし。
ぶどうだとしても美味しいぶどうだ。
一体どれほどのぶどう達がこの1粒に込められているというのか。
ポイフルありがとう。ありがとうポイフル。
ここまでのポイフルの味の感想をまとめよう。
匂いを嗅いだときはそれほど期待はしていなかったが、味はまるで果実をそのまま食べているような重厚な味わい。
甘みは強すぎず、酸味が心地よいため手が止まらない。
パッケージも箱タイプで食べやすいため口にポイポイ放り込んでしまう。まさにポイフル。
つまり私の中でポイフルはベスト・オブ・グミだ。
私の妻にも感想を聞く
「どう?美味しくない」
「んー薬っぽい」
私のこれまでの感想は一蹴された。
さて、本当のところはどうだろう。あなたも食べて判断してみてほしい。
ポイフルの評価
星が多いほど、可愛い、柔らかい、甘い、香りが強い、手がベタベタしない、歯につまりにくい、安い
見た目見た目は文句なしに可愛い。小学生ぐらいの子供が食べてても可愛いのはもちろん、私のようなおじさんが食べてても可愛いだろう。可愛いと願っている。
柔らかさポイフルは固くなく何粒食べたところ顎に負担をかんじることはない。グミに硬さを求めるタイプにはおすすめはしない。
甘みポイフルは甘ったるくて食べてると気持ちが悪くなるような甘みはない。心地よい甘みなので食べやすい。
香り匂いを嗅ぐだけでは果汁の芳醇さは感じない。むしろほのかに科学的なお菓子の匂いといったところだ。しかし口に入れ噛むごとに果実の芳醇な香りが広がる。これは是非経験してもらいたい。
ベタつきコーティングされているため気になるほど手がベタつくことはない。しかし熱でコーティングはとける。長時間ポケットやカバンの中に入れておくのは注意が必要だ。手がベタつくどころの話ではなくなるだろう。
歯のつまりポイフルは歯切れがよく、粘着くような噛み心地ではないため歯に詰まることは少ない。しかし歯の隙間は人それぞれ違うもの。人によっては詰まりやすいと感じるはずだ。そんなときは歯の矯正をおすすめする。
見た目フェットチーネグミが3メートルで夜道に立っていたなら卒倒する自信ある。つまりフェットチーネグミは可愛くない。
ポイフルの原材料・栄養成分
水あめ(国内製造) |
砂糖 |
濃縮果汁 |
ゼラチン |
植物油脂 |
でん粉/酸味料 |
ゲル化剤(ペクチン) |
香料 |
光沢剤(一部にりんご・ゼラチンを含む) |
気になるのはゲル化剤(ペクチン)だろうか。
ペクチンは柑橘類に多く含まれる難消化性多糖類のことだ。
難消化性多糖類は聞き慣れた言葉でいうと「食物繊維」のことになる。
食物繊維は消化吸収ができないため、食べ過ぎるとお腹がゆるくなることがある。
ポイフルのパッケージに「一度にたくさん食べるとお腹がゆるくなることがあります」と記載されているが、その理由はこれだ。
食べ過ぎ注意だ。そもそも食べ過ぎはなんでも注意だ。
成分 | 1箱(53g)当たり | 1粒(1g)当たり |
---|---|---|
エネルギー | 167 kcal | 3.1 kcal |
たんぱく質 | 3.2 g | 0.06 g |
脂質 | 0 g | 0 g |
炭水化物 | 38.6 g | 0.71 g |
食塩相当量 | 0.03 g | 0.0005 g |
コラーゲン | 2700 mg | 50 mg |
これはグミ全体にいえることだが、カロリー(エネルギー)が多くなっている。
ご飯1杯が約156カロリーといわれているが、ポイフル1箱でそれよりも多くのカロリーを接種することになる。
炭水化物も多く、38.6gというのは食パン1枚とご飯いっぱいの間ぐらいになる。
つまり間食として1箱毎日食べるような生活は太りたい人でなければNGということになる。
今日は3粒までのように決めて、3粒食べた後は、金庫にしまうことをおすすめする。
表記されているグラム数と実際のグラム数
パッケージに記載された内容量は「53g」。実際は「56g」。3g多いようだ。
どのグミも記載された内容量よりも、少し多いことがほとんどだ。
少ないと文句をいう人はいるが、多くて文句をいう人はいない。つまりはそういうことだ。
しかし、この可愛さはなんだろうか。
まるでトロールズミュージック★パワーの世界が目の前に広がっているようだ。
ポイフルの個数じっさいは何粒入ってる?
今回のポイフルはラズベリーが多く入っているようだ。
どのポイフルも数の総数は同じだろうが、味の数に関してはランダムだと思われる。
しかしポイフルにはラズベリー単体を探し求めるポイフラーがいるぐらい、ライズベリーが人気だ。
もしそれでラズベリーが多くしているのだとしたら、明治雪印乳業のホスピタリティには頭が下がる。しかし、真相はわからない。
(※追って調査継続中)
ポイフルのサイズ
小さめのグミだから2~3粒一気に口に放り込んで食べるのも、また違った味わいが楽しめるのでおすすめだ。
まとめ
商品名 | ポイフル |
メーカー | 明治雪印乳業 |
キャッチコピー | ポイポイ!たのしい元気のタネ! |
内容量 | 53g |
発売日 | 1993年 |
買える場所 | 主要コンビニ、アマゾン、楽天、ヤフーショッピング、その他ネットショップ |
価格 | 110円 |
見た目の可愛さ | |
柔らかさ | |
甘み | |
香りの芳醇さ | |
手のベタつき度 | |
歯のつまりやすさ | |
価格 |
街なかを歩いているとき、ポイフルに出会ったなら手にとって見てほしい。きっと人生が変わるはずだ。
自信をもっておすすめする。
ポイフルと同じタイプのつぶグミの感想も時間があれば読んでみて欲しい。
ポイフルと同じ明治雪印乳業が作っている果汁グミぶどうも忘れてはいけない。
【美味しい!】明治果汁グミぶどうのカロリー・栄養素・原材料はどうなっている?